2012年10月26日金曜日

水(改訂版)

水を一杯
いかかでしょう
無色透明 無味無臭の
それ
ややこしい俺の
便、し尿、焦燥、嫉妬、猜疑心。
虚栄、慢心、諦念、臭夢。
それらをくるり 布で包んで
ぎゅっ ぎゅっ
絞って濾して出した水
無色透明、無味無臭

例えば、詩
それはまるで水の様
濾過された感情が
例えば、詩
それはまるで水の様
恰も美しいかの様に

水を一杯
いかがでしょう

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